会社勤めをしている頃は、当然のように朝からフルメイクで完全武装しておりました。
社畜だったわたくしは、自然と一日中メイクをして過ごさなくてはならない日もしばしば…
化粧がキライなわたくしにとってはこれも苦痛の一つだったのですが、フリーになった現在では、特別な時だけメイクをすれば良いのでとっても気楽でのびのびとした毎日を過ごしております。
しかし、わたくしが楽という理由だけで、周りの人々を不快させてはいけません。
良い年こいた女のすっぴんを晒される側の気持ちも考えて、わたくしにはすっぴんで過ごすための、すっぴんに耐えられる肌づくりをするという使命がございます。
杉澤です。こんにちは。
そんな訳で、日々お肌を綺麗に保つための方法を探求しているのですが、最近の肌づくりの中心は、専ら手作り化粧水と馬油、そして時々ニベアに頼っています。
中でも一番頼りになるのは、天然成分の馬油!
たくさんの効果と抜群の成果をもたらしてくれる馬油は、わたくしの肌づくりにとってはなくてはならない存在です。
今回は、そんな頼りになる馬油の様々な効果と、おすすめの使い方をご紹介したいと思います。
驚くほど多い馬油の効果と使い方
馬油の効果①やけど
昔から広く知られている馬油の効果として一番に挙げられるのは、やけどの炎症を抑える効果です。
やけどをしたらそのまま水で冷やすのが一般的ですが、なんと、馬油を塗ってから水で冷やす方が、水ぶくれや炎症などに対しては効果が高いと言われています。またやけどの後の痛みも和らげでくれるので、やけど特有のヒリヒリとした痛みに悩まされる時間も少なくて済むと言います。
これは、馬油の成分が皮膚の奥まで吸収され、皮膚の表面からだけでなく皮膚の中にある空気と皮膚とを遮断し、速やかに消炎作用が働くことが理由とされます。
やけどをしてから馬油を塗るまでの時間が短ければ短いほど、やけど後の痛みや炎症などから解放される時間が短いと言われています。
馬油の効果②ひび・あかぎれ・しもやけ
冬場に悩まされることの多い、ひびやあかぎれ、しもやけにも馬油は効果があるとされています。馬油を薄く塗りこむことで、馬油の持つ消炎作用と血行促進作用が効果を発揮するためとのことです。
馬油の効果③吹き出物・ニキビ
吹き出物やニキビはホルモンの影響であることが多いですが、できてしまった吹き出物やニキビが悪化して先端が化膿してしまいそうな場合に、馬油を塗ると炎症を抑える効果が期待できます。
とは言え吹き出物やニキビ対策は洗顔で清潔を保つことが一番なので、馬油を優しく塗り込んで余分な脂分を浮かせて洗顔すると効果が出やすいようです。
馬油の効果④日焼け後
日焼け後の皮膚のヒリヒリ感や炎症などは、日光による軽い「やけど」の状態です。そのため馬油の消炎作用の効果が期待できます。
日焼け後に速やかに馬油を塗って対策することで、その後の炎症からの回復も早いと言われています。
馬油の効果⑤シミ・ソバカス
シミやソバカスは、お肌のターンオーバー(生まれ変わり)を促進すると、新しい角質層が古い角質層を押し出していくので、軽減することができると言われています。馬油を塗布すると血行が促進され、新陳代謝を活発にするので皮膚のターンオーバーが活性化されます。そのためシミやソバカスの対策に有効とされています。
馬油の効果⑥お肌の調整
馬の脂は人間の脂の成分と良く似た構造をしているため、お肌に塗ると速やかに皮膚内に吸収されていきます。そのため血行促進により新陳代謝が活発になり、お肌を美しく保つことがでます。また、皮膚に残った馬油の油分は、人間の皮膚に存在している皮脂膜と同じ働きをしてくれるので、バリアーとなって皮膚を保護してくれる働きがあります。
馬油の効果⑦腹部の脂肪・ダイエット
腹部にたまった脂肪分のダイエットにも馬油が効果的だと言われています。腹部に適量の馬油を塗り込みマッサージすることで、血行促進と代謝の活性化により腹部の脂肪燃焼を促します。
馬油の効果⑧花粉症
花粉症に悩まされている方は、鼻腔内の粘膜の機能が低下し、とても敏感な状態になっています。その際、馬油を直接鼻腔内の粘膜に塗布することで、粘膜を保護し、花粉の侵入を防ぐことができると言われています。
馬油の効果⑨美しい髪の毛
人間の皮脂と似た構造をもつ馬油は、お肌だけでなく髪の毛を艶やかに美しく保つ働きもあります。馬の美しい毛並みを維持しているのも、もちろん馬の脂分の働きによるものです。洗髪後の頭皮に馬油を塗り込むようにして優しくマッサージをすると、血行を促進し、頭皮を健やかな状態に保つことができます。ただ、脂分なので髪の毛が濡れたような状態に見えるので、外出前の使用には注意が必要です。
[ad]
他にもたくさんある不思議な馬油の効果
馬油の老舗である株式会社薬師堂さんから販売されている「ソンバーユ」の生みの親である直江昶さんのサイトでは更にたくさんの不思議な馬油の効果が紹介されています。ここではご紹介できませんが、開発をされた直江昶さんの長年の研究による効果がたくさん紹介されているのでとても参考になります。
私(直江昶)が長年研究し、成果を上げてきた馬油と梅雲丹について纒めた著書『馬油と梅雲丹の研究』のホームページをつくりました。
平成元年に初版を発行して以来、改定をしておりませんので、細部では古い表現があるかもしれませんが、ご容赦の上、皆様の健康を守る民間療法としてご覧いただけましたら幸いです。
馬油の基本的な働き
馬油は基本的に人間の脂と非常に良く似た構造をしています。そのため細胞レベルまで染み渡りし、わたしたちの身体に嬉しい様々な効果があると言えます。馬油が持つ効果としては以下のような働きがあります。
- お肌のキメを整える
- 皮膚の保護、保湿
- 日焼けや肌荒れの炎症を抑える
- やけどの炎症を抑える
- 皮膚のバリア機能(酸化防止・抗菌作用)
- 血行促進による新陳代謝の活性化
- 髪の毛の艶を保つ
まとめ
馬油の様々な効果とおすすめの使い方をみてまいりました。
馬油は人間の脂の成分に非常に良く似た構造を持っているので、わたくしたちの身体の中に細胞レベルで染み渡り、効果を発揮してくれていることがわかりました。更に馬肉が食用として用いられていることから、食品として口に入れても有効な栄養分を含むことでも知られています。
また、馬油が有効な働きを持つ大きな理由として、馬油は酸化しない有用な油である「不飽和脂肪酸」で構成されているということも重要なポイントです。
100パーセント天然のコスメを試してみたい方や、お肌の健康を意識されている方は、是非馬油を試してみてはいかがでしょうか。
但し、体質によっては合う合わないがありますので、
使用に際してはご自身の判断とご注意をお願いいたします。
伶花